「Ruby on RailsでWebアプリケーション作成方法が分からない」、「Ruby on RailsでWebアプリケーション作成方法をもっと知りたい」等、お悩みを抱えている方はいないでしょうか?
このページではRuby on RailsでWebアプリケーションを作成する方法を詳しく解説していきます。
最後まで読んでいただくことでRuby on RailsでWebアプリケーションを作成することができるようになります。
是非、読んでいただけたらと思います。
目次
1.Webアプリケーション作成
Ruby on RailsでWebアプリケーションを作成していきましょう。
Ruby on Railsを使用しないでWebアプリケーションを作成しようとすると自分で1つ1つファイルを作成していかないといけません。
しかし、Ruby on Railsはユーティリティプログラムが用意されているので、Webアプリケーションの基本構造を自動生成させることができます。
それではコマンドプロンプトを起動してみましょう。
コマンドプロンプトを起動するとホームディレクトリが開かれている状態になっています。
Webアプリケーションを作成したいディレクトリに移動し、以下のようにコマンドを入力してください。
ディレクトリを移動したい場合は以下のように入力してください。
cd ディレクトリ名
cdコマンドはカレントディレクトリ(現在のディレクトリという意味です)を変更するコマンドです。
「cd」とは「change directory」の略です。
例えば、デスクトップに移動したい場合は「cd Desktop」と入力し、Enterキーを押すとデスクトップに移動します。
次にWebアプリケーションを作成してみましょう。
Webアプリケーションを作成するには「rails」というコマンドを使用します。
Webアプリケーションを作成する場合は以下のように入力してください。
rails new アプリケーション名
newの後にWebアプリケーション名を入力して実行すると、Webアプリケーションの雛型ができてしまいます。
ここではサンプルとして、「WebApp」というWebアプリケーションを作成してみましょう。
rails new WebApp
実行すると、新しいファイルが作成されていき、必要なライブラリなどのソフトウェアをインストールしていきます。
ファイルが作成完了になるまで少し時間がかかります。
また、入力可能な状態に戻ったら、Webアプリ作成は完了です。
2.Webアプリケーションの中身
次に作成したWebアプリケーションの中身を見ていきましょう。
「WebApp」のフォルダを開いてみると、色々なファイルやフォルダが作成されています。
色々なファイルやフォルダが作成されているので、はじめは少々戸惑うことがあるかと思いますが、徐々に覚えていきましょう。
主要なファイル
まず始めに主要なファイルから見ていきましょう。
.gitignore
Gitというバージョン管理システムのためのファイルです。
本格的な開発ではGitというプログラムを使いプログラマ同士がファイルを更新しながら開発していきます。
このファイルはGitを使うときに必要なものです。
config.ru
Railsで使用されている「Rack」というプログラムで使用されます。
「Rack」とはWebサーバーの基本的な仕組みを提供するものです。
Webアプリケーションを実行するときに必要なものです。
Gemfile
Rubyのパッケージマネージャ「Gem」を利用するためのものです。
このファイルにはインストールするGemのパッケージ情報が記載されています。
Gemfile.lock
Gemfileでパッケージ等がインストールされた際に自動生成されます。
Rakefile
「Rake」というRubyのビルドツールで利用するものです。
README.md
「はじめに読んで下さい」というファイルです。
Webアプリケーションを配布するときのREADMEのテンプレートとなっています。
主要なフォルダ
次に主要なフォルダを見ていきましょう。
app
Webアプリケーションの本体となります。
appの中にWebアプリケーションで使用するファイルを作成し、開発を行っていきます。
bin
Railsで使用するプログラムをbinに配置されています。
config
Webアプリケーションの設定ファイルがまとめられています。
Rubyのプログラムなどが配置されています。
db
データベース関係のファイルがまとめられています。
lib
ライブラリフォルダです。
Webアプリケーションで利用するプログラムを設置する場合に使用されます。
log
ログの保管場所です。
Webアプリケーション実行時のログファイルが保存されます。
public
公開フォルダです。
test
Webアプリケーションの動作をテストするためのテストプログラムが用意されています。
temp
キャッシュファイルのような一時的に作成されるファイルはここに配置されます。
vender
ソフトウエアベンダーが作成するプログラムを配置するための場所です。
機能を拡張するときに使用します。
上記で色々なフォルダを紹介してきましたが、始めからすべてを利用するわけではありません。
まず始めはWebアプリケーションの本体部分である「app」フォルダとWebアプリケーションの設定部分である「config」フォルダを覚えておきましょう。
次にWebアプリケーションの本体部分である「app」フォルダの中身を詳しく見ていきましょう。
asset
Webアプリケーションで使用する色々なファイルをまとめて配置する所になっています。
stylesheet、javascriptなどのファイルがここに用意されています。
channels
サーバーと維持された接続を利用する際に使用するものです。
controllers
Webアプリケーション全体を制御するためのコントローラーというプログラムを設置する場所となっています。
helpers
ヘルパーと呼ばれるプログラムを設置する場所となっています。
jobsActive
Jobというバックグランドで様々な処理を実行するためのプログラムで利用するものです。
mailers
メール送信を扱うActive Mailerというプログラムを利用する所です。
models
データベースアクセスを担当するModelというプログラムを設置するところです。
views
画面表示を担当するViewというプログラムを設置するところです。
appフォルダ内はどれも重要な役割を担っていますが、まず始めはmodels、views、controllersの3つのフォルダを覚えておきましょう。
3.サーバーの実行・終了
作成されたWebアプリケーションをサーバーで動かしてみましょう。
Webアプリケーションをサーバーで動かす場合も、コマンドプロンプトを使用します。
cdコマンドで「WebApp」フォルダに移動しましょう。
アクセスすると作成したWebアプリケーションに用意されている「Yay! You’re on Rails!」というWebページが表示されます。
このWebページが表示されたら、問題なくWebアプリケーションは実行できたことになります。
サーバーを終了させるにはコマンドプロンプトを選択した状態で「Ctrlキー」と「Cキー」を押すとサーバーを終了させることができます。
4.Ruby on Railsを学ぶことができるオススメの教材
Ruby on Railsを学習している皆様にオススメの教材をご紹介させていただきます。
現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド
以下の本はRuby on Railsの学習を一通り終えてある程度知識を身につけた方にオススメしたい本です。
「現場で使える Ruby on Rails 5速習実践ガイド」は現場で実際にどのように使われているのかという視点も交えて解説されています。
そのため、初心者の方が次のステップに進むために最適な本となっていますので、オススメです。
これらの本で是非学習を進めてみてはいかがでしょうか?
レベル別におすすめの本も紹介していますので、どのような本がオススメか知りたい方はこちらもご覧になって下さい。

Udemy
UdemyではRuby on Railsを学ぶことができる講座を多数取り扱っています。
以下の記事でRuby on Railsを学ぶことができるオススメの講座をまとめていますので、よかったらご覧になって下さい。

プログラミングスクール
TechAcademy、WebCamp、CodeCamp、Tech CampなどでRuby on Railsを学ぶことができます。
それぞれ無料体験も行っているので、どのようなものか試してみるのもいいでしょう。
以下の記事で各プログラミングスクールをまとめているのでこちらもよかったらご覧になってください。









5.ポイント
- Webアプリケーション作成するにはコマンドプロンプトで「rails new アプリ名」を入力する
- Webアプリケーションをサーバーで実行するにはコマンドプロンプトで「rails s」をする
- サーバーを終了するにはコマンドプロンプトで「Ctrlキー + Cキー」で行う