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ストリーミング
ストリーミングとは動画、音楽などの転送、再生を同時に行う再生方式のことです。
解説
インターネット通信では100Mbpsの光回線を使用しても1秒に数MBのデータ転送しかできません。
数KBのテキスト、数百KBの画像であれば転送にかかる時間はわずかで済みますが、長時間動画の場合、容量が大きいためダウンロードが完了するまで時間がかかってしまいます。
この問題を解決するために開発された技術がストリーミングです。
ストリーミングは動画、音楽などをすべて転送しなくても、転送が完了している所まで再生することができます。
それではYouTubeを使って見ていきましょう。
※厳密にはストリーミングに分類されません。あとで詳しく解説します。
上記は全部で1時間1分53秒の動画となっています。
現在、6分28秒まで動画再生されており、灰色の7分58秒の箇所までダウンロードすることができています。
この状態で、7分58秒の箇所まで見ることができるというわけです。
ストリーミングという技術を使用することで待ち時間を感じることなくWeb上で動画を見ることができます。
また、ストリーミングは動画だけでなく、生放送でも使用することができます。
上記でYouTubeはストリーミングに分類されないとご説明しましたが、厳密には何に分類されるのでしょうか。
YouTubeはプログレッシブダウンロードという方式に分類されます。
ストリーミングとプログレッシブダウンロードの違いは動画が端末内に残るか残らないかです。
有料動画配信サービスではクライアントの端末に残らないようにストリーミングを使用しています。
クライアントの端末に残ってしまうと、サービスを解約した後も違法に使われてしまう可能性があるからです。
一方、無料動画配信サービスでは再生する度にダウンロードが発生するストリーミングよりも、ダウンロードしたらキャッシュが残っている間、何度でも見ることができるプログレッシブダウンロードが使用されています。