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XML
XMLとはExtensible Markup Languageの略です。
日本語に訳すと「拡張可能マークアップ言語」という意味になります。
日本語から推測できるかと思いますが、XMLはユーザーが自由に拡張してデータを表現することができます。
解説
XMLはアプリケーション同士のデータ交換に使用されることが多いです。
WebアプリケーションはPHP、Ruby、Javaなど様々なプログラミング言語で開発されています。
異なるプログラミング言語を使用したWebアプリケーション同士がデータ交換するにはお互いが理解できる共通のルールでデータを受け渡す必要があります。
そこで、役に立つのがXMLです。
現在、利用されているプログラミング言語の多くはXMLを扱う機能が付いています。
XMLを使用することで相手のサーバーが利用しているプログラミング言語を気にすることなくデータ交換することができます。
Webは通常、WebブラウザとWebサーバーのやりとりを行いますが、Webサーバー同士がデータ交換することもあります。
それではWebサーバー同士がXMLでデータ交換する例を見ていきましょう。
上記はWebサーバーがクライアントからの要求を受けて、別のWebサーバーに情報を問い合わせ、結果を返す処理を表したものです。
クライアントの要求を受けたWebサーバー1はWebサーバー2から新着情報をXMLで受け取り、XMLの情報をもとにHTMLを生成し、クライアントにレスポンスしています。
このようにWebサーバー同士が同じ情報をやりとりする時にXMLがよく使用されます。
XMLはHTMLと似た文法になっています。
例えば、開始タグ、終了タグ、要素、属性などといったHTMLの用語もXMLにあります。
XMLの仕様は1998年にW3CからXML1.0が勧告されました。
その後も、何度も改訂されています。