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HTML5
HTML5はHTMLの最新バージョン(2020年5月現在)のことです。
HTMLについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。
解説
HTML5の仕様はこれまでのHTML、XHTMLとは異なり、W3Cという機関ではなく、WHATWGという機関によって策定されました。
WHATWGとは(Web Hypertext Application Technology Working Group)というブラウザベンダーが主体として結成された機関です。
W3CはWHATWGで策定された仕様を受け取り、勧告をするという形で作業を進めています。
HTML5ではいくつかの機能が追加されています。
代表的なものを3つ見ていきましょう。
video/audio要素
1つ目はvideo/audio要素です。
この要素は動画や音声を再生する機能を提供するものとなっています。
HTML5以前では動画や音声の再生はブラウザの機能ではなく、Flashなどのプラグインで再生していました。
しかし、Webで動画や音声を利用するという機会が増えてきたのでHTML5では動画や音声を再生する機能であるvideo/audio要素が追加されました。
フォーム機能
2つ目はフォーム機能が拡張されました。
数値・範囲・日付のテキストボックス、入力情報チェック機能が追加されました。
また、要素がドラッグ、ドロップされた時のイベントも取得できるようになっています。
この他にもHTML5では多くの機能が追加されました。
以下はHTML5で追加されたフォーム部品の画像です。(上から数値、範囲、日付のフォームとなっています。)
header、footer、article、nav要素
3つ目はheader、footer、article、nav要素です。
これらの要素が追加されたことでHTML文書の取扱いがとても楽になりました。
上記で追加された要素を紹介してきましたが、最後に削除された要素を紹介していきます。
HTML5からは文字の色を指定するfont要素などの文書スタイルを指定する要素は廃止されました。
これらの文書のスタイルを変更する際はCSSで行うことになりました。
HTMLをもっと学習したい方へ
最後まで読んで頂きまして、ありがとうございました。
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