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URI
URIとは「Uniform Resource Identifier」の略となっています。
「Uniform」は「統一された様式」、「Resource」は「資源」、「Identifier」は「識別子」という意味を持っています。
つまり、URIはWeb上のドキュメントやファイルなどの情報を識別するための統一規格となっています。
解説
例えば、会議前に、会議で使用する資料が保存されている場所を伝える必要があったとします。
このような時、資料が保存されている場所であるURIを会議出席者に事前に知らせておくことで会議前に各自で資料をダウンロードすることができます。
URIはコンピューター、OSにも影響されることのなく、リソースを一元管理することができる世界共通の形式となっています。
上記の例でお話した通り、URIはWeb上のドキュメントを指定するために使用されます。
URIはURLと呼ばれることもありますが、URLの呼び名のほうが私たちに馴染みのある言葉になっているかと思います。
次にURIがどのような構造になっているのか見ていきましょう。
Webでは一般的に「http」、「https」などのスキームを先頭に指定します。
そして、ホスト名(通信相手のサーバーの場所)とパス(ホスト内のリソース場所)を順に指定していきます。
それでは実際に使用されているURIを見ていきましょう。
上記のURIではhttps通信で取得できる「www.web-knowledge-info.com」というホスト名の「/post/web_basic_knowledge6.html」というパスにあるリソースを指定しています。
ここではhttpsというスキームを利用しましたが、FTP、NFS等様々な通信プロトコルでリソースを指定することもできます。
また、Webのドキュメントを指定する場合、ホスト名以外にもIPアドレス、ポート番号、クエリ文字などで指定することも可能となっています。